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動物たちの身体に優しい手術のために:最新のX線透視装置「OEC One」を導入しました

2026年10月05日

このたび当院では、より安全で身体への負担が少ない検査・処置・外科手術を提供するため、GEヘルスケア社の最新鋭X線透視装置(Cアーム)「OEC One(オーイーシー ワン)」を新たに導入いたしました。
 

 
▲今回導入した外科用X線透視装置「OEC One」。大型モニター一体型のコンパクト設計で、設置部屋を広く清潔に保ちながら迅速に動画確認が可能です。
 
 
🔶「Cアーム」とは?
アルファベットの「C」の形をしたアームが特徴的な、移動型X線透視装置です。
通常、レントゲン検査は「静止画」として撮影しますが、Cアームは手術や処置を行いながら体内の様子を動画のようにリアルタイムで映し出すことができます。
今回導入した「OEC One」は、大型の27インチ・4K超高精細ディスプレイを搭載した最新モデルです。小さなわんちゃん・ねこちゃんの細い骨や血管、体内の微小な構造まで鮮明に確認しながら、ミリ単位の精密な処置を行うことができます。
 
 
🔶「3つの安心メリット」
1. 最小限の切開で「身体に優しい手術(低侵襲治療)」
リアルタイムで体内の骨や臓器の位置を確認できるため、最小限の切開で様々な手術・処置が可能です。身体への負担を最小限に抑えることで、「術後の痛みの軽減」や「早い回復・早期退院」につながります。
また、鏡視下手術(胸腔鏡・腹腔鏡手術など)と組み合わせることで、より身体に優しい高度な治療の選択肢が広がります。
 
2. 手術時間の短縮と「麻酔リスクの軽減」
体格の小さな子やシニア期の動物たちにとって、全身麻酔の時間を可能な限り短縮することは極めて重要です。
高精細な4K映像で患部の状態をスムーズかつ迅速に把握できるため、手術時間を短縮し、麻酔による身体への負担を最小限に抑えられます。
 
3. 少ない放射線量で安心(低被ばく設計)
最新のデジタル検出器と効率的な画像処理技術により、非常に少ないX線量で鮮明な画像を撮影できます。治療を受ける動物たちへの負担はもちろん、処置に関わるスタッフの安全性にも配慮された医療機器です。
 
 
🔶どのような手術・処置で活躍するの?
● 呼吸器疾患の検査・治療
呼吸時の喉や気管の動きをリアルタイムで確認し、気管虚脱などの動的狭窄や、なかなか治らないくしゃみ・咳などの詳しい原因精査・治療に役立ちます。
 
● 軟部外科手術
複雑な異常血管(門脈シャントなど)の同定や、胆道系(胆管・肝管など)の閉塞箇所の特定など、高度な技術を要する特殊疾患の手術をより安全・確実に行えます。
 
● 消化管処置
誤って飲み込んでしまった異物の位置確認・内視鏡での摘出サポートや、造影剤を用いた消化管機能のリアルタイム検査に活躍します。
 
● 整形外科(骨折の整復固定・関節内治療)
骨のズレや固定プレート・ピンの位置を、切開を最小限にとどめながらミリ単位の精度で正確に確認・固定します。
 
● 神経外科
脊椎の椎体固定術のサポートや、椎間板ヘルニアに対する低侵襲なレーザー治療(PLDD:経皮的レーザー椎間板減圧術)を安全に行うことができます。
 
● インターベンション治療(カテーテル治療)
血管や尿管・気管の狭窄に対してステントを留置するなど、身体にメスを大きく入れない低侵襲な処置を行えます。
 
 
当院では、「治療を受ける動物たちにできる限り痛みの少ない、安全で確実な医療を届けたい」という思いから、医療設備のアップデートと技術の向上を常に進めております。
万が一のケガや手術が必要となった際も、大切なご家族である動物たちを安心してお任せいただけるよう、スタッフ一同万全の体制でお迎えいたします。
気になる症状や治療に関する疑問がございましたら、いつでもお気軽に当院スタッフまでご相談ください。